2009年5月13日水曜日

あなたはライオンの食料になりたいですか

人間をその資質によって区分けすれば

肉食系と草食系に分かれるかもしれない。

そして今ひとつ、

草食系と肉食系を巧く使い分ける人種と・・。

 

ライオン型人間に例えられる肉食系の権力機構は、

草食系に例えられる農民の生産する食料を、

武力を背景に搾取する事で組織を維持してきた。

農民は時に一揆といった方法で、

過酷な搾取に対抗すべくライオンに角を向ける事もあったが、

ほとんどの農民は殺されるのを恐れ、

ライオンの命令に従順に従った。

それが過去の日本の封建社会の仕組みと云える。

 

頭のいいライオン型人間はしかし、

農民を只食い物にするような事はしなかった。

より多くの食料を増産し、

身辺が豊かになるように考えた。

そうすれば自分の一族の食料調達の為に、

農民から過酷な搾取をする必要もなくなり、

それは取りも直さずそれは、

自分たちのシステムを危うくせずに、

継続できる事を意味するからでもあった。

 

基本的にライオンは怠け者である。

というより食べられる以上の無駄な労働はしない。

しかし彼らは鋭い牙と爪を備えている。

普段そういった武器は隠しているが、

いざ戦いとなれば牙を剥き獲物を捕らえる。

状況次第では爪を立て敵に立ち向かいコロニーを守る。

 

自然界のライオンと人間社会のライオン型人間との大きな違いは、

ライオンにとっては草食系の動物が、

直接栄養を摂る食料であるのに対し、

ライオン型人間も草食系の人間も、

食料となる対象が同種であるという事である。

 

同時にライオンは必要以上の補食をしないが、

ライオン型人間の作り上げた権力機構は、

封建制というシステムの中で、

税金という合法的な搾取システムを考えだし、

取れるだけ搾り取るという非人間的搾取を行なった。

 

人間社会はこういった形で、

ライオン型人間の側の権力者側と、

草食系側の農民が、

需要と供給のバランスを保つ為に住み分けるようになった。

この間をうろうろしていたのが、

その両方を使い分ける事の出来る両刀使い的人種だった。

 

こういったシステムがつい最近まで、

たった六七十年前までは日本という国家の基盤と云えた。

明治に始まった議会制民主主義など、

両刀使いが権力を握っただけで、

日本という権力機構そのものは、

江戸時代と然程変わってはいない。

 

第二次大戦に負け、

押しつけの民主主義で、

農民やその他大勢に過ぎなかった市民が、

あたかもライオン遣いでもあるかの立場に、

押し上げられてしまったが、

所詮付け焼き刃、

たった六七十年では、

民主主義の何たるかも判らない、

烏合の衆国家に、

真の民主主義など定着しようもなかった。

 

徐々にだが、

最近になってこの国の中身は、

戦前の体制に戻りつつあるように伺える。

権力者側が公然と牙を剥き、

烏合の衆の代表を蹴り落とし、

情報に踊る無知なマスコミを操縦して、

この日本社会を戦前の権力体制に戻そうと企んでいる。

 

このまま自民党が継続して権力を握る事になれば、

ほぼ間違いなくこの国は戦前の、

搾取型国家体制に突き進むに違いない。

現行憲法を蔑ろにし、

挙国一致内閣的な政治体制を作り上げ、

再び天皇家を祭り上げようとし兼ねない勢力が、

むくむくと沸き上がり兼ねない状況に思えるのである。

 

よく天皇家は神官の代表であり、

お飾りであるかのごとく仰る方がこの国には多い。

しかし常に権力者側に都合良く、

美旗のごとく利用されて来たのが、

過去の天皇家の歴史とも云えるのである。

 

現に象徴であるはずの天皇が、

三権の長の任命式典で、

その証書を賑々しく手渡しているのである。

象徴天皇がなぜ?

私はこういった映像を見るに付け、

また再び権力者の都合で担ぎ上げられ、

ライオン型人種に利用される要素が、

未だに潜在しているように思えたならない。

 

四百年前まで私の一族は権力者として、

ライオン型人間の立場にあった。

私はこの事を恥じる事はあっても、

決して誇れるものとは思ってはいない。

 

私が胸を張れることは、

幸いにも刀を捨て土着した先祖が、

その後刀を農機具に変え農民に戻ったことである。

そしてまた営々と農業に勤しみ、

享保の飢饉の折、

一族の米蔵を解放し、

地域の住民にそれを供したという歴史である。

 

私はライオン型人間の支配する社会を、

再びこの国に蘇らせてはならないと思っている。

それは必ずや、

人間が人間を搾取するという、

弱肉強食の社会構図を生み出すからである。

今の官僚組織を俯瞰すると、

このライオン型人間が、

組織に中で胡座をかき始めているような気がしてならない。

 

なんとしてでも、

こういった動きは封じなければならない。

私は今、日本がこういった流れに進まないことを、

切に願っているのである。

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