つい三年あまり前、
ある検索サイトから、
常に検索上位への地位を約束するから、
それに当たって年間契約して欲しいという誘いが、
毎週メールで三ヶ月間ばかり続いた。
わたしのサイトは営利目的ではない。
従ってそんな配慮は無用と、
一二度断りのメールを送った。
しかしその誘いは更に続いた。
勧誘を無視し続けてから半年も待たずに、
当サーバーへ何ものかが侵入を図り、
dosV攻撃の拠点にした事実が分かった。
それというのも、
このサイトがいつの間にやら、
危険サイトに名を連ねていると云う警告を受け、
その経緯を調査した結果、
事の次第を初めて知る事となったのだった。
そういった攻撃は、
サーバーに障害がでない限り、
素人に毛が生えた程の知識しか持ちえないわたしには、
有害サイトに登録されているという警告を受けるまでは、
全く気が付かなかったというのが現実であった。
その警告を受け、
部分的な排除方法の知識のないわたしは、
とりあえずサーバーを初期化し、
改めてWebsiteを立ち上げた。
幸い当時はまだその検索サイトの力も、
それほど強力ではなく、
ネットの混雑も酷くなかった事もあり、
Websiteは程なくして検索可能になった。
そして昨年の春、
今度はサーバーに障害が出て、
website公開システムそのものに、
トラブルが発生してしまった。
理由ははっきりとは分からないが、
サーバー自体の立ち上がりに問題が発生したところから、
どうやらヴィルスが侵入したのが原因のようであった。
そこで一念発起、
サーバーとソフトを共に新たに購入。
当方の環境の全てをヴァージョンアップして、
再びwebsiteを立ち上げたのだった。
その計画は見事に効を奏し、
それから半年の間何の障害も起こる事無く、
websiteはスムーズに稼働し続けていた。
しかし去年の暮れ辺りから、
どうも繋がらない。
或は全く繋がらないといった苦情が届くようになってきた。
学生からの苦情は、
その家が引き込み速度の遅いadslだった場合、
速度の問題で閲覧が出来ないといった事情はあった。
しかし、もうその頃には光ケーブルの環境でも、
閲覧が出来なくなっているという、
苦情も届くようになっていたのだった。
それからこれまでの数ヶ月間、
トップページを占める画像を削り、
文字項目を主体に改良する事で軽減化を測ったり、
毎日IIS(internet information services)を
リセットするなと、
閲覧速度を速める努力を続けているのだが、
中々状況が改善される兆しはなかった。
思いあまって先日、
その筋の専門家に電話で問い合わせたところ、
彼が云うには、
そちらの対策は大方間違ってはいない。
しかし、この一年で、
インターネット事情が大幅に変わってしまった。
大手のSNSや、動画サイトの普及などが、
かなり影響しているとも考えられる。
更にGoogleとYahooそしてMSNなどの、
領有権争いもそういったことが起こることと、
全く無関係ではないかもしれない。
何の事はない、
困っているのはどうやらわたしのような、
小さなサイトを運営しているところだけに、
限った問題ではなさそうなのである。
取りあえず、
現在のネット環境はその混雑の有り様が、
とても尋常ではないという話だった。
従って解決策として考えられるのは、
サーバーの能力を強化するとか云う方法ではなく
Webのインフォメイションページを、
出来るだけ簡便に軽くするとか、
IISを日に何度もリセットするとか、
そういった日々の作業で解決を図るしか方法はないという、
ごく当たり前の結論であった。
全く視覚的には何もない、
とてつもなく広大な空間に思えたネット世界。
思わぬところに大きな落とし穴が待っていたようである。
たしかにSNSや動画サイトなどは、
関係者が毎日ひっきりなしにアクセスしている。
こういった環境が最も繋がりを良くしている。
これはネット世界ではよく知られている事である。
確かにGoogleとYahooそしてMSNなどの、
覇権争いが大きな阻害要因という話には、
経験値からある程度は頷けるものがある。
しかしこういった調査の結果、
もう一方のSNSという、
自分も参加して楽しんでいる環境そのものが、
自分で公開するWebsiteの、
大きな阻害要因の一つになっているという、
何とも皮肉な結果を知る事となってしまったのである。

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