昨日の夕刻、
妻からの呼び出しの電話が掛かった。
これから三條へ向かう・・伏見屋いかが?
私は一も二もなく賛成!
実は彼女、学生を引率した研修で、
京都市の北の端まで出向いた帰りだった。
そのまま電車に乗るのが勿体ないと、
私を電話で呼び出したというわけである。
三條京阪へ着くと、
研修を企画した講師が一人一緒になった。
実は伏見屋のような縄のれん、
二人だけでは覚束ない。
一品のボリュームがボリュームだけに、
何種類も頂けないのである。
そういった理由もあって妻は彼を誘い、
三人でカウンターを占領することになった。
初めは鰹のたたき。
これは薬味がたっぷり山盛りで、
その上からポン酢が掛かっている。
今正に旬の魚だがこの店の名物といえる。
続いて瀬戸内海産の鯛の刺身。
身が柔らかく味も載って中々美味い。
ドボ漬け・・これはぬか漬けのことで、
京都言葉なのかこの店独特の呼び名なのかわからない。
どぶ漬けと云い間違えて顰蹙を買う。
何せ私はいつまでたっても偽の京都人、
40年以上住んでいても中々京ことばは・・。
東京へ移動すれば直ぐに消えてしまう代物。
アクセントからしてもう万歳!
更に今が旬の桜えびの唐揚げ。
プリプリと太って食感もいい。
そして伊勢エビの押し売り。
とはいってもここへ入れば楽しみにしている。
この伊勢エビ、
他の飲み屋では高価過ぎて手が出せないが、
伏見屋なら一匹頼んでも高が知れている。
しかも頭も殻に残った身も塩で茹でした上に、
しっかり身を解して供してくれる。
この刺身がプリプリで、
何ともその食感が喜ばしい。
ちょっと贅沢ではあるのだが、
申し分なく味覚視覚を楽しませてくれる。
しかも残りは赤出しに入れて供してくれる、
といった念の入れようである。
とにかくリーズナブルに、
伊勢エビ三昧を満喫させてもらえるのである。
店内はカウンターだけで見晴らしがいい。
人が頼んで美味そうと思えば追加する。
ふぐの唐揚げやらなんやら、
もうこれくらいにしておこう。
ジョッキーのビールに焼酎のロック。
酒の肴が美味いがゆえに量もすすむ・・・。
伏見屋を出て別れ、
夫婦はもう一軒・・。
先斗町にある馴染みの店へぶらりと歩く。
昔は大勢の客で賑わっていた店だが、
最近は開けるだけで赤字と、
かなり老いた女主人はぼやきながら笑っている。
赤字でも、
昔からの気の置けない客が来るのが楽しみなのである。
伏見屋でお土産に購入したサバ寿司を持参。
わてサバ寿司大好物や〜〜!
この言葉で夫婦も嬉しくなる。
通い初めから数えるともう四十年近い付き合い。
女将はもう閉めるといいながら、
そやけど、もう少しと続けるかと笑う。
同席の客と昔の話を辿りながら、
根が楽天家で明るい女将に釣られ会話が弾む。
満腹でも釣られて酒も進む。
電車のあるうちにと妻が脇腹を押し、
じゃあこの辺で・・。
こういった飲み方をするのも久しぶり。
可成りの酒量が進んでしまった。
そして今朝、
目覚めて心地よいながら二日酔いを知る。
若い頃はこんな調子で会社へ出勤していた。
これで車を運転したら、
今の時代なら酒酔い運転でお陀仏である。
幸い妻も二日酔い。
夫婦で二日酔いなんて、
何年ぶりかしらと、つぶやく。
そう随分久方ぶりかもと、
夫婦は笑いながらおはよう・・。
さてまだ酒が残っている。
今日は休日dayにしようかな・・。
此の酔い出来れば醒めて欲しくない。
きょうは久しぶりに、
ご機嫌な朝を迎えてしまった。

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