2009年5月15日金曜日

きょうは二日酔い

昨日の夕刻、

妻からの呼び出しの電話が掛かった。

これから三條へ向かう・・伏見屋いかが?

私は一も二もなく賛成!

 

実は彼女、学生を引率した研修で、

京都市の北の端まで出向いた帰りだった。

そのまま電車に乗るのが勿体ないと、

私を電話で呼び出したというわけである。

 

三條京阪へ着くと、

研修を企画した講師が一人一緒になった。

実は伏見屋のような縄のれん、

二人だけでは覚束ない。

一品のボリュームがボリュームだけに、

何種類も頂けないのである。

 

そういった理由もあって妻は彼を誘い、

三人でカウンターを占領することになった。

初めは鰹のたたき。

これは薬味がたっぷり山盛りで、

その上からポン酢が掛かっている。

今正に旬の魚だがこの店の名物といえる。

 

続いて瀬戸内海産の鯛の刺身。

身が柔らかく味も載って中々美味い。

ドボ漬け・・これはぬか漬けのことで、

京都言葉なのかこの店独特の呼び名なのかわからない。

どぶ漬けと云い間違えて顰蹙を買う。

 

何せ私はいつまでたっても偽の京都人、

40年以上住んでいても中々京ことばは・・。

東京へ移動すれば直ぐに消えてしまう代物。

アクセントからしてもう万歳!

 

更に今が旬の桜えびの唐揚げ。

プリプリと太って食感もいい。

そして伊勢エビの押し売り。

とはいってもここへ入れば楽しみにしている。

 

この伊勢エビ、

他の飲み屋では高価過ぎて手が出せないが、

伏見屋なら一匹頼んでも高が知れている。

しかも頭も殻に残った身も塩で茹でした上に、

しっかり身を解して供してくれる。

 

この刺身がプリプリで、

何ともその食感が喜ばしい。

ちょっと贅沢ではあるのだが、

申し分なく味覚視覚を楽しませてくれる。

しかも残りは赤出しに入れて供してくれる、

といった念の入れようである。

とにかくリーズナブルに、

伊勢エビ三昧を満喫させてもらえるのである。

 

店内はカウンターだけで見晴らしがいい。

人が頼んで美味そうと思えば追加する。

ふぐの唐揚げやらなんやら、

もうこれくらいにしておこう。

ジョッキーのビールに焼酎のロック。

酒の肴が美味いがゆえに量もすすむ・・・。

 

伏見屋を出て別れ、

夫婦はもう一軒・・。

先斗町にある馴染みの店へぶらりと歩く。

昔は大勢の客で賑わっていた店だが、

最近は開けるだけで赤字と、

かなり老いた女主人はぼやきながら笑っている。

赤字でも、

昔からの気の置けない客が来るのが楽しみなのである。

 

伏見屋でお土産に購入したサバ寿司を持参。

わてサバ寿司大好物や〜〜!

この言葉で夫婦も嬉しくなる。

通い初めから数えるともう四十年近い付き合い。

 

女将はもう閉めるといいながら、

そやけど、もう少しと続けるかと笑う。

同席の客と昔の話を辿りながら、

根が楽天家で明るい女将に釣られ会話が弾む。

満腹でも釣られて酒も進む。

 

電車のあるうちにと妻が脇腹を押し、

じゃあこの辺で・・。

こういった飲み方をするのも久しぶり。

可成りの酒量が進んでしまった。

 

そして今朝、

目覚めて心地よいながら二日酔いを知る。

若い頃はこんな調子で会社へ出勤していた。

これで車を運転したら、

今の時代なら酒酔い運転でお陀仏である。

 

幸い妻も二日酔い。

夫婦で二日酔いなんて、

何年ぶりかしらと、つぶやく。

そう随分久方ぶりかもと、

夫婦は笑いながらおはよう・・。

 

さてまだ酒が残っている。

今日は休日dayにしようかな・・。

此の酔い出来れば醒めて欲しくない。

きょうは久しぶりに、

ご機嫌な朝を迎えてしまった。

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